この記事を読んでくださっている
ということは、あなたもきっと
ライティングや言葉にお持ちだと思います。
「天下分け目」と呼ばれる
関ヶ原の戦いの勝敗を言葉(手紙)が
左右したのをご存知ですか?
関ヶ原の戦いは、どんな戦いだったか
振り返ると、、、
徳川家康が率いた東軍約7万と
石田三成が率いた西軍約8万の戦。
西軍だった小早川秀秋が寝返ったため、
形成が逆転して、家康の東軍が勝利。
家康が征夷大将軍になり、
江戸幕府が開かれたという
流れがあります。
そんな日本の歴史が大きく変わった戦で、
どうして家康が率いた東軍は
西軍より人数が少なかったのに
勝てたのか…?
どうしてでしょうか?
…理由は、家康が送った150通の手紙でした。
当時、情報や心を伝える手段は手紙。
家康は、沢山の手紙…言葉を
大阪、奈良、京都あたりの武将に送る
ことによって、味方を増やしたのです。
家康の味方になったら、どんないいことが
あるかを伝えたのですね。
家康は秀秋にも、味方になれば広大な領地を
与えると使者を送っていました。
秀吉の養子だった小早川秀秋は、幸せとは
言えない人生を送っていたので、
寝返った理由はいくつも考えられます。
決定的な理由が何かはわかりませんが、
寝返らなくてもよかったにも関わらず、
わざわざ寝返ったということは、
少なくとも家康側に寝返るのが損ではない
と伝えることができていたと言えるでしょう。
もっと言うと、家康は秀秋がおかれている
状況や心情を把握した上で、秀秋にとって
よい提案ができていたのです。
セールスコピーライティングでも、
自分が提案するサービス・製品によって
相手が得られるメリットやベネフィットを
伝えます。
たとえば、、、
このコーヒーメーカーがあれば、
ボタンを押すだけで、家でいつでもカンタンに
あなたのお好みに合わせたコーヒーを
味わえるようになります!
このコーヒーメーカーは、たった5000円!
毎日カフェに行く方なら、たった6日で
元がとれてしまいます!
という具合です。
(実際は、必ずしもコーヒーを飲みたい
という理由でカフェに行くわけではないと
思いますが…)
家康の手紙も原則通りの提案に
なっていたのですね。
戦力が多ければ勝てるというわけではなく、
人の心を読んでよい戦略を立て、目的に応じて
人の心を動かした人が勝つという根本は、
400年以上前から変わらないのですね。
ライティングをするときも、
読者の心が手に取れるようにわかれば、
読者がどのように受け取るかを想像しながら
目的を果たす文章を書くことができます。
顧客とよりよい関係を築くためにも、
顧客の願いや悩みを想像できると
有利です。
人の心がわかるようになると、
コミュニケーションもうまくいくように
なります。
時代が大きく変わっていく今だからこそ、
SNS、YouTubeなどのツールが変わっても
必要になる本質的な力を
身につけたいものですね。
私も時代の大きな変化を
チャンスに変えられるように
1日1日を大切に行動を重ねていきます。