あなたは、新型コロナウイルス(以降、コロちゃんと書きます)について、どんな情報源から情報を得ていましたか…?
え!テレビですか?
テレビから病気に関する情報を得てはいけないのは、ご存知ないのですか?
実は、私の夫は、医師なんです。
夫は、「テレビから健康関連の情報を得てはならない」と言うんです。
「テレビの健康関連の情報を信じてはいけない」と。
その理由は…
…と私が書いたら、あなたは、どのように思うでしょうか?
(もしテレビ関連のお仕事をしている方がいらっしゃったら、すみません。
たとえ話として書いただけで、これが事実だと言いたいわけではありません。
私に医師の夫がいるという話もデタラメです)
もし、あなたがテレビをよく見る方だったら、上のように書いてあるのを読んだら、
「どうして!?テレビで放送されている内容は正しいはず」と思うかもしれません。
どうして私がこんな話を書いたのか、種明かしをしますね。
「え!テレビですか?」以降の文は、
「人は、元々持っている考えとは異なる情報に出会うと、
続きを読みたくなる」という、
セールスコピーライティングの仕掛けを使った例です。
世の中には広告が嫌というほどあふれているので、「え?」と思わせるような要素がないと、読んでもらえないようになってきているんです。
そして、読んだ人が「え?ホント?」と思うような情報を提示するためには…
「調査」が必要です。
効果的なマーケティングを行うために、調査力がますます重要になっているんですね。
なので、今日から何回か「調査」について、お伝えしようと思います。
コロちゃんについては、テレビや新聞では報道されないような情報もインターネット上には沢山ありますね。
コロちゃんが世界中に広がった原因、有効な治療方法など。
コロちゃん関連への対応も国によって様々で、各国の政治の状況も垣間見えました。
日本と海外では、あるニュースについての報道の有無、報道内容の違いも見られます。
どんな情報が、どのメディアで扱われているのか?
テレビや新聞などの大手メディアでは報道されないような情報が、なぜ以前よりもインターネット上で拡散されるようになったのか?
それぞれの情報は、どんな立場の人が、どんな意図を持って拡散しているのか?
その情報が知られることによって、利益を得るのは誰か?を考えると、見えてくるものがあるような。
コロナ禍は、情報収集と情報の捉え方について学ぶ機会になったように思います。
また、日々流れてくる情報を眺めながら、どんな情報に触れるかによって、私たちがどのように判断して動くかが左右されることを感じました。
私たちは、毎日触れている情報をもとに「〇〇〇はよい/悪い」と判断したり、感情が揺れ動いたりしていますよね。
たとえば、新聞に掲載されるニュース。
ご存知の方も多いと思いますが、同じニュースについての記事でも、新聞によって異なる印象を受けることがありますね。
たとえば、「ミツバチが減っている」というニュースを1面に大きく取り上げる新聞Aと、3面に小さく取り上げる新聞Bがあったとしましょう。
新聞Aの記事を読んだ方の方が、このニュースが印象に残りますし、そのニュースが重大なものだと認識するでしょう。
読者は、1面に掲載されているニュースを重要なものとして認識するからです。
また、新聞Aは、このニュースを重大なものと判断したため、よく読まれる1面に掲載したとすれば、新聞Aの記事は重大なニュースとして伝える文章になっているでしょう。
ただ、これらの新聞を読んでおらず、このニュースを知らない方も大勢いると考えられます。
ミツバチが減っているということや、これによって起こると予想されていることを知らなければ、ミツバチの減少について考えることもないでしょう。
ちなみに、ミツバチが減っているというのは、私の妄想ではありません。
たとえば、次の記事で解説されています。
ここまで読んで、「ミツバチの話なんて、ライティングやマーケティングに関係がない」と思われるかもしれません。
ライティングにからめますね。
自分のブログに書くネタを探しているときに、ミツバチ減少についての記事が掲載されている新聞を手にしたとしましょう。
もし、ミツバチの記事が1面に記載された新聞を手にしたライターAさん、3面に掲載された新聞を手にしたライターBさんの2人がいたら。
Bさんは、3面に掲載されているミツバチの記事に気がつかないかもしれません。
これに対してAさんは、Bさんよりもミツバチの記事を読む可能性が高いのではないでしょうか。
記事を読んだら、「この内容をもっと多くの人に知ってほしい」と思って、ブログの記事に書くかもしれません。
2人がブログに書いたとしても、AさんとBさんが書く記事を比べると、このニュースに対する解釈やニュアンスが異なるものになるでしょう。
こうやって考えてみると、どんな情報に触れるかによって、「何を書くか?」や「書くときのニュアンス」が変わりますね。
以前のメールに、今後、ライティングの仕事の単価が下がる可能性があると書きました。
そこで考えなければならないのが、スキルアップ、仕事内容の変更など、生きる残るための策。
ライターとして磨いておくとよいスキルは色々がありますが、その1つが「調査」する力です。
なぜなら、ライティングするための情報を集める「調査」は、ライティングする上で、特に大切な段階だから。
広告制作の場合、ターゲットとするお客さんの悩み、願いなどを深く理解しなければ、効果の高い広告を出すことはできません。
広告とは、どんなものでしょう?
チラシを思い浮かべてみてください。
新聞受けやポストに投函されたり、駅で手渡されたりするチラシ。
人は、毎日多くのチラシを手にしていますね。
すべてを熟読する時間なんて、ありません。
だから、手に取ったときに、つい読んでしまうチラシを作るには、何かしら人の気持ちを惹きつける要素が必要です。
Webサイトの見出しも同じです。
「あ、これ読んでみたい!」と思わせる要素があるとよいのです。
話題性、意外性など、8つの要素が入っていると、よい見出しになると言われています。
(これについては、またの機会に書きますね ^-^)
冒頭に書いたように、「目新しい情報があった方が、読んでもらいやすい」ので、気になる広告を制作するためにも調査は欠かせません。
Webサイトの記事の場合も、必要な情報を見つけられず、文章に盛り込むことができなければ、せっかく文章を書いたのに、価値がないと見なされてしまいます。
そんなの、恐ろし過ぎます。
避けたいですよね…?
そんな恐ろしい事態を避けるために、しっかりやらなければならない「調査」。
「調査」にかける時間を短縮できれば、結果的に仕事の時間を短縮できます。
では、どうすれば「調査」の時間を短縮できるでしょうか…?
自分なりの、よい調査方法、情報の入手元を持つことです。
目的の情報を見つけるために、どこを見ればよいかがわかっていれば、調査を効率よく進めることができます。
では、どんな情報源を使って調査すればよいのか…
長くなってしまったので、続きは後日書きますね。
この記事もお読みくださり、ありがとうございました!